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山梨観光情報 協同組合
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1.設立の目的 いま日本人は、物の豊かさより心の豊かさを重視し、仕事だけではなく自然や家族とふれあい、レクリエーションなどのゆとりある余暇生活を楽しむ傾向が強まっている。まさに観光レクリエーションの時代の到来である。 しかしその反面、長引く不況のなかで、余暇時間も余暇消賛も停滞し、観光ビジネスにも価格破壊と構造変化が起き、競争の激化、観光の空洞化など、非常に厳しい時代を迎えているのも事実である。 そのような中で、山梨県の中軸を担う観光は、観光客は増えても、消費額は停滞したままであり、お客さんが釆ても、お金を遣ってもらえない、非常に厳しい状況が続いている。 観光とは、私たち観光に携わる者だけの問題ではなく、山梨県が提唱している「ビジターズ・インダストリー」にみられるように、地場産業の振興と密接に関わり、また県民にとっても住みやすい生活環境の創造につながる重要なものである。 来年1998(平成10)年長野冬期オリンピック、2002(平成14)年サッカーのワ一ルドカップの開催、2008(平成20)年オリンピックの誘致運動など、今後国内で国際的なピックイベントを控え、全世界の人々が日本を訪れるだろう。 そのとき、私たちが住む山梨県に世界中の方々が訪れ、山梨を世界に誇る場になるよう、観光業に携わる者として、いまから一層の態勢強化が求められている。 そこで、観光山梨の活佐化のために、共同で観光資瀬の開発や再発見を行い、新しい観光ルートを設定し、インターネットのホームページなどを活用して販売促進を行い、県内外の観光客はもちろん、外国人観光客も、山梨県へ積極的に誘致する事業を展開したい。 また、観光山梨の実態を調査研究し、活性化策も関係者に提案したいと考えている。 私たち発起人は、8年前観光ドライブイン業のメンバーを中心に、観光山梨研究会21略鉢KYK21)という自主的な勉強会を始めた。 今回その会を発展させ、以上の趣旨に賛同する有資格者を広く募り、事業協同組合を設立し、組合員の経済的社会的地位を高めるとともに、地域社会の発展に貢献するため、最大限の努力をする覚悟である。 2.組織及び事業の概要
平成9年11月21日 山梨観光情報協同組合
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