【近世】
【見所】[甲斐八景][甲府市の東光寺]
【見所】[甲府市の亀屋座跡・教安寺][三珠町の歌舞伎資料館・歌舞伎文化公園] 1734年加賀美光章が小河原村山王神社に私塾「環松亭」をつくります。現在の甲府市下小河原の日吉神社です。加賀美光章は、1708年江戸で生まれ、17歳で京都で遊学し、和歌、国学、儒学、天文暦などを学びます。38歳で現在地の小河原村の山王権現の祠官となりました。1782年に74歳でなくなるまで、千数百人の門弟の指導に当たります。いまでいう一大大学です。朱子学的道徳を強調する一方、強烈な尊皇思想を吹き込みました。門弟からは、討幕論を主張し処罰された山県大弐などを輩出します。現在、竜王町の篠原に山県神社があります。 1796年には城内に甲府学問所がつくられ、1805年新学舎が建てられ、徽典館(きてんかん)と命名されました。現在の山梨大学教育学部の前身です。1801年のちに『甲斐国志』を編集した内藤清右衛門が、西花輪村(現田富町)に時習館をつくりました。1823年には、小城村天神社境内(現一宮町)に石和教諭所(由学館ゆがくかん)が創立され、1842年には谷村教諭所(興譲館こうじょうかん)がつくられ、県内に2つの郷校ができました。1835年西野村(現白根町)に手習所創設の願書が出され、翌年村内の宝珠院境内に西野手習所(松声堂しょうせいどう)がつくられました。現在の白根東小学校です。江戸時代つくられた寺子屋は269ヶ所あり、東山梨地域に多く、全体の4分の1を占めています。 「目に青葉 山ほととぎす 初鰹」の句で有名な山口素堂以来、俳諧は盛況でした。その伝統が、いまでも飯田蛇笏・龍太親子に生き続けています。江戸時代、生花も流行します。 【見所】[甲府市の環松亭跡・日吉神社][竜王町の山県大弐私塾跡・山県神社][白根町の宝珠院]
【見所】[下部町の微笑館] |
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